2013年3月10日日曜日

通販の会報誌は、どういう内容が良いのか?

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


通販の会報誌は、どういう内容が良いのか?

についてです。


これ、いろいろ言われていると思います。

「商品から離れた話がいい」
「美容や健康の情報がいい」
「やっぱりレシピはいい」
「お客さんの声をたくさん載せた方がいい」

などなど。

あるいは、仕組みとしてクロスセルの要請が強いと
単品リピート通販なのに、カタログのようになっていたりします。

単品通販として獲得したリスト顧客にたいして、
自社商品のカタログ通販を行う。

そんなイメージです。

ぜんぶありえる話です。

ただ、基本的には、
単品通販の会報誌は「商品ブランディング」の一環だというのが僕のスタンスです。

会社のブランドや個人の人間性がリピート要因にもなりやすいBtoBと比べて、
BtoCは、どうしても「商品」そのものがリピート要因として大きい。

なので、伝えるブランドも、
その「商品」の「背景」についてがシンプルだと思っています。

それが結果として
「会社のブランド」「事業者の人間性」として受けとめられればなお良い、
という感じです。

通販ではありませんが、

「マザーハウス」というバッグブランドの
山口絵理子さんという人がいますよね。

http://www.mother-house.jp/

たとえば、このマザーハウスさんのHPの
「マザーハウス・ストーリー」というタブの内容が、
単品通販の会報誌にとって理想に近いのでは?と思います。

・なぜバングラデッシュの素材でバッグを作ろうとしたのか?
・開発するときにどんな困難があったのか?
・その困難を乗り越えられたのはなぜなのか?
・この商品を作るために働いている人はどんな思いなのか?
・今、このブランドはどうなっているのか?
・今後、このブランドはどうなっていくのか?

あくまで「商品」を軸とした、その「背景」です。

そうすると初回の「商品パンフレット」から毎回の「会報誌」までの流れが、よりスムーズですよね。

それは結局

事業の動機が最後は問われてしまう

ということにもつながります。


「なぜその仕事をやっているのか?」
というシンプルな問いに答えられないと、
やがて販促活動やそのための会議、プロジェクト、
あるいは仕事の枝葉末節に至るまでを、
非常に複雑にしてしまう可能性があります。


いま抱えている問題は、
実は一番最初に作られてはいたけれど
ずっと気づかずに済んでいた問題にすぎないケースが多い。

原点から修正しないと、解消が難しいケースが多いです。




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