こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。
通販の会報誌は、どういう内容が良いのか?
についてです。
これ、いろいろ言われていると思います。
「商品から離れた話がいい」
「美容や健康の情報がいい」
「やっぱりレシピはいい」
「お客さんの声をたくさん載せた方がいい」
などなど。
あるいは、仕組みとしてクロスセルの要請が強いと
単品リピート通販なのに、カタログのようになっていたりします。
単品通販として獲得したリスト顧客にたいして、
自社商品のカタログ通販を行う。
そんなイメージです。
ぜんぶありえる話です。
ただ、基本的には、
単品通販の会報誌は「商品ブランディング」の一環だというのが僕のスタンスです。
会社のブランドや個人の人間性がリピート要因にもなりやすいBtoBと比べて、
BtoCは、どうしても「商品」そのものがリピート要因として大きい。
なので、伝えるブランドも、
その「商品」の「背景」についてがシンプルだと思っています。
それが結果として
「会社のブランド」「事業者の人間性」として受けとめられればなお良い、
という感じです。
通販ではありませんが、
「マザーハウス」というバッグブランドの
山口絵理子さんという人がいますよね。
↓
http://www.mother-house.jp/
たとえば、このマザーハウスさんのHPの
「マザーハウス・ストーリー」というタブの内容が、
単品通販の会報誌にとって理想に近いのでは?と思います。
・なぜバングラデッシュの素材でバッグを作ろうとしたのか?
・開発するときにどんな困難があったのか?
・その困難を乗り越えられたのはなぜなのか?
・この商品を作るために働いている人はどんな思いなのか?
・今、このブランドはどうなっているのか?
・今後、このブランドはどうなっていくのか?
あくまで「商品」を軸とした、その「背景」です。
そうすると初回の「商品パンフレット」から毎回の「会報誌」までの流れが、よりスムーズですよね。
それは結局
事業の動機が最後は問われてしまう
ということにもつながります。
「なぜその仕事をやっているのか?」
というシンプルな問いに答えられないと、
やがて販促活動やそのための会議、プロジェクト、
あるいは仕事の枝葉末節に至るまでを、
非常に複雑にしてしまう可能性があります。
いま抱えている問題は、
実は一番最初に作られてはいたけれど
ずっと気づかずに済んでいた問題にすぎないケースが多い。
原点から修正しないと、解消が難しいケースが多いです。
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