2013年3月30日土曜日

行動につながる分析を

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。



「行動につながる分析」をするには、
まず「計画する」

ことです。

「計画」との「差」を「分けて」確かめるのが分析の第一歩です。

RFM分析などのみだと、「他社比較」「時系列比較」が中心になります。

「計画」ではなく、「他社」や「過去」との差を見やすい分析です。

これから通販事業をはじめる場合は特に、
やはり、そことはべつに、「計画」をもっておきましょう。

当初の「計画」では単価5000、購入回数4回で売上20000だった。
けれど、実際やってみたら単価4000の4回で売上16000だった。

この-4000円という差は、単価-1000にある。
計画によれば。

もちろん、その理由は探る。

その上で、

ここで、

・単価を1000円UPする改善をすべきか?

・あるいは、単価は4000が現実的で、
 回数を5回に上げる改善に努力すべきか?

・あるいは、どちらもバランスよく実施し、
 4500円×4.5回が最も現実的か?

・費用的にはどうか?

・人材的にはなにが強みで、
 何の改善に集中するのが最適か?


それが、実際の現場に必要な分析です。

2013年3月27日水曜日

なぜ単品通販は、ネットよりも紙やTVの方が伸びやすいのか?

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。



単品通販で伸びた会社は、ネットよりも紙やTVを中心とした会社の方が多いです。

なぜでしょうか?

この3つです。


①予算をコントロールしやすい
 (出稿量を一気に拡大できる)

②リピート率と単価が高い
 (インバウンドでのアップセルができる)

③ストーリーを強制することができる
 (比較されにくいアプローチができる)


③について話します。


単品通販のメリットは、
高付加価値により
高価格で販売することができることです。

ここで重要なのは、

他の商品と容易に比較させないようにする

ことです。

ところが、

インターネットとはそもそも比較しやすい媒体

です。

「価格.com」っていうのがあるくらいです。

「楽天」も。

なにで比較するのか?

1番は価格

検索条件としても「価格」が用意されています。
数字になるものは比較しやすい。

インターネットの広がりは、ビジネスの裾野を広げました。
けれど単品通販にとっては、決して良いことばかりではないわけです。

しかしながらインターネットがさらに広がっていくのは自然。
単品通販にとって、これからの課題かと思います。

これは難しい。


悩みたまえ

2013年3月23日土曜日

単品通販に「ポイントシステム」は合いません

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


単品通販に「ポイントシステム」は合いません。

「ポイントシステム」が合うのは「総合通販」や「モール」です。

どこにでも置いてある商品を扱い、
差別化ポイントが「価格」と「品揃え」にしかないからこそ、
「ポイントシステム」に意味が出てくる。

ふつうに買うより楽天で買うほうが安いから買う。
そういう人が多い。


でも、価格で差別化しようとすると、安売り競争にしかならない。
そうすると、利益が減る。


だから、ポイントシステム。
量販店や総合通販が、これ以上価格で差別化できないときの苦肉の策に思えます。

ポイントシステムが差別化として機能するから導入しているんだと思います。

ほかは1%だけど、うちは還元率2%だとか、
ぽかは1ポイント=1円だけど、うちは2円だとか。
うちのポイントはここだけじゃなくどこでも使えるとか。

でも、

独自の単品通販は、
独自であるがゆえに
「比較できない」ことに強みがあります。

あるいは、「比較させない」ことが重要です。

連合広告より単独広告の効率がよいのも、そのためです。


「ポイントシステム」を導入することは、
じぶんたちの強みを消してしまうことにつながります。

ポイントシステムを導入すると、
不思議なことに、価格やポイントでのキャンペーンの企画が増えてしまいます。

お客さんより先に、
社内のスタッフが
「比較しやすい数値」に
ひきよせられてしまいます。

「500ポイントプレゼント」とか、「ポイント2倍」とか。
競合が2倍だから、じゃあ4倍にしよう、とか。


さらに、ポイントシステムは管理が煩雑です。

僕の経験では、
ポイントシステムの導入が売上や利益の増加に貢献したことはありません。

コストが増えたり、キャンペーン乱発で利益が減ったりします。





2013年3月21日木曜日

単品通販では、なぜネット予算の安易な拡大は危険なのか?

こんにちは。
単品通販コンサルタントの山口です。


単品通販では、
ネット予算の安易な拡大は危険です。


紙のCPRが5000で、WebのCPRが3000だったとします。
紙の予算は500万、Webは200万です。

このとき

「Webの方が効率が良いからWebにシフトしよう」

「Webの予算を増やそう」

という話が出てくることがあります。


それが危険です。


もしWebのリピート率が紙の半分だったら?

ネットのCPOやCPRが良いからって、
安易に全体予算をWebにずらさない方がよい

です。

もちろん、シミュレーションした上で、
Webに予算をかけるのが妥当であれば、そうすればいい。

けど、安易にCPOやCPRだけで判断するのは危ういです。

あるいは、Webに大きく頼っていると、予算を上げにくい時期がきます。
効率の良いWeb広告は、たいていリスティングとアフィリエイトだと思います。
性質上、簡単には予算を上げにくい。
また、むやみに上げても効率がわるくなります。

もちろん、紙媒体よりもWeb媒体が主流になっていくのは目に見えていますから、
Webに取り組むこと自体は、とても大切なことです。





2013年3月20日水曜日

運に左右されない部分で「事業の成立」は決まります

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。



通販にも、もちろん「運」があります。

特に「運」に左右されるのは、指標で言えば「CPO」の部分です。
何が当たるかは、結局、やってみなければわからない部分があります。

しかし、一方で、がんばれば確実なものもあります。

たとえば、費用。

株のように乱高下することも、まぁ、ないと思います。
きょうの配送費が300円で、あしたは400円。
そんなことは、まぁ、ないと思うんです。

あるいは、単価。

べつにオークションではないでしょうから、
きょう2000円だった商品が、あした1000円になることもないと思います。
こちらが安売りしなければ。

それから、継続率。

2ステップで新規がサンプルだった場合の本品購入率。
1ステップで新規が単品だった場合のリピート率。
1ステップで新規が定期だった場合のリピート率。
これらは、だいたいの範囲で予測できます。

逆に言えば、2ステップにしたのに
1ステップの定期のようなリピート率を目標にするのは、
どだいムリな話です。


そういった、

「運」に比較的左右されず、
がんばれば何とかなる部分が、
実はたくさんあります。

「成功」の定義は難しいです。

けれど、

「事業を成立させる」という観点から見れば、
「がんばれば何とかなる部分」を
なんとかがんばりさえすれば、
かなりの確率でそれは可能になります。





2013年3月19日火曜日

売上規模で「ターゲットの客質」が変わります

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。






売上規模で
「新規ターゲットの客質」は変わります。

音楽にたとえると、この3段階です。

段階①売上0~30億くらい:インディーズ好きな人

段階②売上30~100億くらい:インディーズもメジャーも好きな人

段階③売上100億以上:メジャーが好きな人


あんまり深くは触れられませんが、
「宗教」の広がりにも似ていると思います。

たとえば「美白効果のある石鹸」を販売する場合
(薬事法の問題は除いて書いています。ご了承ください)

①:「これ1回で美白!」というレスポンス広告

②:「これ1回で美白!は本当か検証する」というレスポンス広告

③:CMなど、「ブランディング」による底上げ


③は「事業の動機」が試されます。


そして最近は、①の人は減っていて、
そもそもはじめから②でないと当たらないケースが増えているように思っています。

通販広告の量が増えて、何回も釣られた経験がみんなにあれば、
ルアー釣りのブラックバスではありませんが、スレてきます。

もはや日本全国がスレてきてしまっていて、
ルアーが目の前を通っても見向きもされない湖みたいになっているのかもしれません。
(喩えがわからない方はすいません)




2013年3月18日月曜日

どれにも「効果」はある。問題は「費用対効果」

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


眠いです。すごく眠い。
どのくらい眠いかというと、たぶんこのくらい。



きょうは、「新規顧客のリピーター引き上げ」のお話です。


通例では、

同梱・DMやアウトバウンドを組み合わせて、
3ヶ月以内に計10回はコンタクトをとるのが良い

とされています。

これまでの経験では、
たしかに、コンタクトの回数が多い方が、2回目の購入率はUPします。


しかし、不思議と忘れられていることがあります。
それは、

「DMやアウトバウンドにはお金がかかる」
という事実。

セミナーや勉強会で、他社事例が紹介されたとします。

他社のリピート施策がすごくいい。
「よし!うちもこれをやろう!」ここまではいいんです。

ただ、それがじぶんたちの会社に費用的にフィットするかは、
ちゃんと確かめた方が良いです。

もしかしたら、その会社さんは、

単価がずっと高いかもしれない。
そもそもの継続率がちがうかもしれない。

「その会社がその会社の状況だから成り立ってる」ということは、たくさんあります。


「お客様にお手紙送ったほうがいいですよね?」

→もちろんです。送らないより送った方が良いことです。


「手紙は手書きのほうが、いいですよね?」

→もちろんです。パソコンより手書きの方が良いでしょう。

「はがきより封書のほうが、やっぱり丁寧ですよね?」

→その通りです。


しかし、すべてのことには時間とお金、そして労力がかかります。

そして、一人の人間がかけられる時間も、お金も、そして適性も限られています。

その限られた資源をどこに集中すれば効果が高まるか?
本来は、それこそが大切なテーマなんです。





2013年3月16日土曜日

化粧品通販のやり方は主にこの2つ

こんにちは。
単品通販コンサルタントの山口です。


これまでの経験から、

もし小予算、少人数で通販事業を開始して、
早期に黒字化させることを優先したいなら
僕は「化粧品」よりも「健康食品」をお勧め

しています。

理由は大きく言うと5つで、「健康食品」の方が

①コストが低い

②定期継続率が高い

③アップセルに無理がない
 (複数買いと定期が両立しやすい)

④新規で言える訴求の幅が広い

⑤製造販売元の問題がない

です。

ですが、もしどうしても「化粧品」にこだわる場合、
化粧品の単品リピート型通販でいけるやり方は、
大きく分けて、次の2つがあります。

①新規で原価率を調整した、
 オファー2000円以下の洗顔系の同一商品を
 とにかくたくさん買ってもらって広告費は回収
  ↓
 そのリストに対して同一の訴求ポイントで
 関連商品のクロスセルを
 同梱、Web、DM、アウトバウンドなどで
 とにかく働きかけるモデル

 (新規はMR管理)

②新規で「定期限定」
 あるいは「定期アップセル」の本品1ステップで
 単品、あるいは単ブランドを販売
  ↓
 同一訴求ポイントの関連商品のクロスセルは、
 できるだけ早期に、ではありつつも、
 流れに応じて順次行っていくモデル

 (新規はCPO管理)


①の場合、
新規の広告効率に成果がかなり左右されます。

②の場合、
うまくいけば安定感はありますが、
健康食品と比べて定期継続率は低い傾向にあり、注意は必要です。

注意は必要ですが、事業を成立させることはできます。

僕は、②をお勧めしています。

ただ、厳密にどちらが良いというのは、その会社さんの状況にもよります。

どちらにせよ

「化粧品」の場合は、
「健康食品」よりある程度の投資が必要

なことは覚悟しましょう。



2013年3月15日金曜日

この2つのコピー、何がちがいますか?

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


きょうはコピーの話です。


「こうすれば年収が2倍になります」




このコピー、どうでしょう?


「転職成功セミナー」とかの告知広告。そんな感じです。

興味はあっても、あやしいし、ウソくさいですよね?


じゃあ、こうしたらどうでしょう?


「こうやって、年収が2倍になりました」

わたしが真面目にそう言っても、みんな笑っていました。
けれど1回試したら、今度はみんな驚いたんです。

(大手証券会社勤務 転職2年目 34歳 年収1000万円)


どうですかね?


・体験者の視点にした
・過去形にした
・相手の疑いを代弁した

というあたりが変更点です。


コピーライティングで参考になる本はいくつかありますが、
実際は、じぶんたちの商品でテストしてみるしかないですね。

ただ、学ぶことで、もちろん打率は上がりますし、
反応のあるコピーにある程度の共通点があることも確かです。



2013年3月12日火曜日

キャッチコピーを大きくしてレスポンスが5分の1になったのはなぜか?

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


通常、キャッチコピーを大きくしたらレスポンスが上がると言われています。

ですが、逆にレスポンスが下がったという事例があります。
元のレスポンスが「10」だったとして、「2」になってしまった事例があります。

ちなみに、キャッチコピー以外の部分は変えていません。


キャッチコピーを大きくすると、
「広告」色が強まります。

もし、「記事」体であることが企画の趣旨であり、
それがレスポンスを生んでいる場合、
「広告」色が強まれば、レスポンスが落ちます。

結局は

「その企画の強みを伸ばすような変更をすれば
レスポンスが高まる可能性がある」

ということであるにすぎず、

一般的に
「キャッチコピーが大きければレスポンスがくる」
と考えるのは、僕は安易だと思います。

つまり、その広告、その企画、その人、その会社の何が強みなのか
(あるいは課題なのか)を本質的につかむことが何よりも重要で、
それ以上のノウハウなんてないんじゃないかと思うこともあります。




2013年3月11日月曜日

通販で売れる商品とは?

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


通販で売れる商品とは、どんなものでしょうか?
僕は、シンプルですが、以下のようなものだと思います。

★その1
悩みの切実度×対象人口の多さ

例:「シミ」対策の「洗顔石鹸」

もっとニッチな悩みでも売れると思いますが、
広がりが小さく、レスポンスのへたりがはやいと思います。

また、目指す規模にもよります。


★その2
それを解消する手段の
「意外性」が「わかりやすい」

これは単純ですが、「素材」で意外性を表すのがわかりやすいと思います。

「ヘビの毒」「火山灰」…

「ヒアルロン酸で保湿」というのは当たり前で、
通販にしては期待感が低いと思います。


じぶんがいつもどおり求めている
普遍のニーズに対して、
当たり前でないものをうまくフィットさせられたら、

その広告を見たお客さんの
期待感が上がります。


もちろん、それ以外に「超ニッチコンセプト」での展開も可能ですが、
その場合はインターネットに限るなど、やり方が変わってきます。





2013年3月10日日曜日

通販の会報誌は、どういう内容が良いのか?

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


通販の会報誌は、どういう内容が良いのか?

についてです。


これ、いろいろ言われていると思います。

「商品から離れた話がいい」
「美容や健康の情報がいい」
「やっぱりレシピはいい」
「お客さんの声をたくさん載せた方がいい」

などなど。

あるいは、仕組みとしてクロスセルの要請が強いと
単品リピート通販なのに、カタログのようになっていたりします。

単品通販として獲得したリスト顧客にたいして、
自社商品のカタログ通販を行う。

そんなイメージです。

ぜんぶありえる話です。

ただ、基本的には、
単品通販の会報誌は「商品ブランディング」の一環だというのが僕のスタンスです。

会社のブランドや個人の人間性がリピート要因にもなりやすいBtoBと比べて、
BtoCは、どうしても「商品」そのものがリピート要因として大きい。

なので、伝えるブランドも、
その「商品」の「背景」についてがシンプルだと思っています。

それが結果として
「会社のブランド」「事業者の人間性」として受けとめられればなお良い、
という感じです。

通販ではありませんが、

「マザーハウス」というバッグブランドの
山口絵理子さんという人がいますよね。

http://www.mother-house.jp/

たとえば、このマザーハウスさんのHPの
「マザーハウス・ストーリー」というタブの内容が、
単品通販の会報誌にとって理想に近いのでは?と思います。

・なぜバングラデッシュの素材でバッグを作ろうとしたのか?
・開発するときにどんな困難があったのか?
・その困難を乗り越えられたのはなぜなのか?
・この商品を作るために働いている人はどんな思いなのか?
・今、このブランドはどうなっているのか?
・今後、このブランドはどうなっていくのか?

あくまで「商品」を軸とした、その「背景」です。

そうすると初回の「商品パンフレット」から毎回の「会報誌」までの流れが、よりスムーズですよね。

それは結局

事業の動機が最後は問われてしまう

ということにもつながります。


「なぜその仕事をやっているのか?」
というシンプルな問いに答えられないと、
やがて販促活動やそのための会議、プロジェクト、
あるいは仕事の枝葉末節に至るまでを、
非常に複雑にしてしまう可能性があります。


いま抱えている問題は、
実は一番最初に作られてはいたけれど
ずっと気づかずに済んでいた問題にすぎないケースが多い。

原点から修正しないと、解消が難しいケースが多いです。




2013年3月8日金曜日

定期コースを導入する、リピート率以外のメリット

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。

きょうは

定期コース導入による
「継続率UP」以外のメリット

についてです。


定期コースで受注すると、
その後の購入について、
一切の受注費がかかりません。

じゃあ、たとえば電話による受注費は一般的にどのくらいかかるのかというと、
会社によってもちろんさまざまです。

仮に、1件500円かかっていたとします。

平均単価5000円の場合、
毎回電話を受けていると、毎回変動費が10%かかることになります。

ということは、1000万円の売上なら100万円、
1億円の売上なら1000万円の費用がかかる、ということです。

さらに、

定期コースにすると、
リピートのためのDMや
アウトバウンドなどの費用を抑えられます。

DMやアウトバウンドは、大きく分けると4種類あります。

①初回購入者がリピーターに転換するためのプログラム
 (初回インバウンド、商品同梱、
 アウトバウンドなども組み合わせたプログラムになります)

②リピーターに対して、さらにリピート購入を促すためのもの
 (月に1回、3ヶ月に1回など)

③定期解約者や3ヶ月~1年以上の未購入者に対して
 復活を促すためのもの

④その他、誕生日や優良顧客など、
 特別なタイミングや対象に送られるもの

このうち、①の費用が抑えられます。
また、②も、会社によりますが抑えることが可能です。

たとえば、毎月1000人の新規のお客さまがいたとして、
DMやアウトバウンドで、1人にたいして平均1000円の販促費がかかっていたとします。

すると、①の販促費が、やがて毎月100万円かかることになりますよね?

毎月1万人の新規なら、毎月1000万円かかるわけです。
この費用を抑えることができます。


と、こんな風に、「定期コース」導入のメリットは、
継続率のUPだけではないわけですね。

だからといって安易にとりあえず導入すればうまくいく、
というわけでもありませんが。

個々の状況に応じてちゃんと設計しないと、
それはそれでべつの問題が出てきます。



2013年3月7日木曜日

定期コースのパターンを増やさないメリット・デメリット

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


きょうは

定期コースのパターンを増やさないメリット、デメリット

についてです。

[メリット]
答えのない議論がまきおこらない

どういうことか?

僕が昔いた会社は、単品も定期も用意していました。
それから、定期も1、2、3ヶ月とありました。
商品によっては10日間とか、2週間とかもありました。

そうすると必ず起こるのは、

「ほんとに定期がいいのか?」
「ほんとは2ヶ月コースのほうがいいんじゃないか?」

という議論です。


いちおう「まとめ役」だった僕からしてすごく困ったのが、
すべての話に一理あることなんですね。

「買いたいときに買いたいお客さんもいるんじゃないか?」
 ↓
そりゃいるよね。

「2ヶ月コースがあったほうがちょうどいいお客さんもいるんじゃないか?」
 ↓
そりゃそうよね。

テストをすれば差は出るはずとはいえ、どういうテストしたものか…

規模が大きくなると新規の広告以外のテストはなかなかしづらくなります。


そうすると、どうします?みたいな話になって、
それで、一つ一つザクッと決めていくしかないケースがほとんど。

もちろん、データ分析はした上で、ではあるんですが。

みんな話してたらつかれちゃって
「んじゃ、この話、ちょっと保留する?」とかってことも多かった。

選択肢をたくさん与えると、
お客さんが迷うだけではなく、
人が増えると、社内も迷いだす。

これがけっこうネック。

たとえば、1ヶ月の定期コースだけだって決まっていれば、
「それでどうやって成果を最大化するか?」っていう方に意識を集中できる。

けれど、たくさん選択肢があると、
「いったい、どれがいいのか?」という方にどうしても意識がいってしまうわけです。

それで答えが出せればいいですが、
結局は「権威」によって決めなきゃいけなくなるケースがほとんど。


だから、
「1ヶ月の定期コースの限定販売にする」にせよ
「単品で広告露出してインバウンドで1ヶ月定期にアップセルする」にせよ

定期アップセルのやり方やコースは
せいぜい2~3にしぼったほうがいい

と思います。





2013年3月6日水曜日

通販はいくらあれば開始できるのか?―11の原則

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


さて、

通販をはじめるのにお金はどのくらい必要か?


「2ステップ法」や「単品売り」のスタイルでは、
通常は初期に2000~3000万の資金が必要で(生活費は別)
回収までに最低3年はかかります。


ただし

やり方に注意すれば、
初期資金が50万円~、
少人数で、比較的短期で
黒字化する事業をやれます。

これは、僕が勝手に「11の原則」と名づけた方法です。

これについて、詳しくはまた機会があるときに書きますね。




2013年3月5日火曜日

不振の通販を再生する方法

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


いったいどうすれば不振の通販を好転させられるのか?


僕の答えは

「商品リニューアル」(事業リニューアル)

です。

もちろん、それ以外で好転させられる可能性はありますが、これが一番の根本治療です。
うーん、ほんとざっくり。でも実際、これが一番デカいと思いますね。

広告の訴求変更も含めます。

特に、

商品原価率が高すぎる

ということが多い。

それを調整するには、「リニューアル」をするしかありません。


訴求ポイントがずれている


「効果効能」で新しさを狙うと失敗することが多いです。
化粧品なら「シミ」「シワ」「ニキビ」「毛穴」など、
そういう普遍的なニーズは変える必要はありません。

(もちろん、「これはいける!」「おもしろい!」というものがあった場合は、この限りではありません)

また、訴求は「どうなれるのか?(=夢)」かそれにつながる悩みであった方がよく、
「機能」で新しさを狙うと、たいていは失敗します。

「化粧水ではない、AとBとCを混ぜてつかう、画期的な」と言っても、
それは相手の頭の中にある「ニーズ」ではなく、こちら側の「シーズ」にすぎません。

それを訴求ポイントとするのは、ちょっとずれています。

化粧品がたくさんおいてある店舗で女性の動きを観察していると
(あやしいですが(笑))
「美白」とか「敏感肌」とか、お客さんは先に「カテゴリ」を選んでいます。

カテゴリとは、「もともとお客さんの頭にあるもの」です。
ここを変えるにはよほどの投資をしてCMを大量に流しつづけるなどしないと難しい。

カテゴリを選んでからその棚に行き、
それで洗顔料を探していたら、洗顔料同士を比較します。

「洗顔料と化粧水」という比較は、なかなか少ないと思います。

なので、「洗顔料じゃなくて、新しい化粧水」というのは頭に入りにくく、
「洗顔料は洗顔料。でも、新しくこれまでなかった洗顔料」という入り方。

特に新規では、お客さんの購買は論理的ではなく、感覚的、感情的です。

カテゴリを選んで棚に行き、
さらに「洗顔料」という小カテゴリを選んで、
それから、隣と隣の商品の比較に入る。

差別化ポイントは、まさにココ。

ここで、価格も同じ2000円だったとする。

2つは買えない。どちらかを選ばなきゃいけない。
このとき、どういうポイントで、どちらを選ぶのか?




2013年3月3日日曜日

通販事業で古い価値観は捨てろ

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。

きょうは、

通販事業で古い価値観にとらわれて
「会社」をやろうとすると
やがて結果が出なくなっていく

という僕の観察について書きます。

通販というのは、ある面フェアな事業であり、厳しい事業でもあります。

新入社員だろうが社長だろうが、
相手が「あ、ほしい」と感じる広告をつくれば、売れます。

「スーツを着てつくった広告が売れる」というノウハウはありません。
「10年通販をやってる人の広告は売れる」というノウハウも、たぶんありません。

もちろん、10年分の経験がありますから、それは生きるでしょうが、
「10年やってること」そのものに価値はありません。

また、どういった経験をしてきたか?
どういった意識で経験をしてきたか?

によっても、だいぶ変わってきます。

「タイムカード管理のしっかりした人間の広告が売れる」
という話も聞いたことはないです。

僕個人は、昔ながらの「会社ごっこ」がきらいでした。
だから通販にひかれたんです。

けれど、このせまい通販業界に入って感じたのは、
意外と権威にしがみつく人が多い、ということです。

社長は社長風を吹かせるし、
部長は部長風を吹かせる。

年上は年上風を吹かせるし、
先輩は先輩風を吹かせる。

デザイナーはデザイナー風を吹かせるし、
企画は企画風を吹かせる。

毎日毎日、少しずつ、しばられるルールが増えていく。
原点を忘れて、「会社」にしたがっていく。

すると、話が複雑になる。
本質的でない話や関係ばかり増えていく。

有望なスタッフがやる気をなくす本質的な理由は、たいていそこにあります。

「会社」をやろうとしないこと。

昔は、「会社」であることに意味があった時代があったと思います。
モノを作れば売れる時代なら、やることはシンプルです。

それが儲かる術だから、「会社」をやってたはずなんですね。

それが、いつしか自己目的化して、おかしくなってると僕は思います。
むしろ今の状況では、「会社」をやろうとすることでどんどん儲からなくなっていく。

いろんな会社が苦しんでいる理由の一つに、
状況がもうとっくに変わってしまっているのに、
あいかわらず古い価値観でじぶんたちの首をしめつづけてることがあるように思います。

特に、通販は既存の業態でこりかたまった価値観の逆サイドみたいなところからきたはずです。
だからよかったはず。

なのに、少し余裕がでたら、すぐに「会社」をやろうとする。

極論ですが、
たいていは世の中の価値観の逆をやったほうがうまくいく。

通販が伸びてるのは、社会が変わったからです。

選択がもっと個人的なものになってきているし、
お客さんは、本当にじぶんが欲しいものじゃないと、
どんどん買わなくなってきている。

よくある「会社」の一般的な価値観は、一回捨てるべきです。

一方では
「価値観は人それぞれ。会社それぞれ」
という考え方にも、僕は疑問があります。

「状況に応じた答えがある」というのはわかります。

僕らはべつに抽象的な空間で生きてるわけじゃないし、
日本の中で、これだけ状況が限られた具体的な場面で生きてるわけだから、
常に「AよりBの方がいい」ということは、実際に起きているわけですよね?

チラシで2パターンのテストをしても、
その2つの反応がまったくおなじってことは、まぁない。

そういうとき、
「でもさ、それぞれのチラシが、それぞれにいいよね」なんて言わないでしょ?

「それぞれの会社には、それぞれにやりたいことがあるからさ」って言うんですか?

それは幻想です。

個人が「会社化」していけばいくほど、成果からは遠のく。
それはたいていの会社で起きているように思います。

「じぶんの頭で考える」っていうのは、本当に難しいことです。
本人にとって難しいのではなくて、周りがそれをさせないようにしていくからです。



2013年3月2日土曜日

どうすれば通販広告のレスポンスは上がるのか?

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


きょうは、新規広告、「通販レスポンス広告」で外せないポイントを書きます。


少し細かく分けて、7つ述べます。


1)キャッチコピー

まず、「どんな内容のコピーか?」という前に、
誰にでもできることとして、「大きさ」があります。

キャッチコピーは、
通常は、大きくした方が反応が高まります。

(記事系の企画では、この限りではありません。逆効果の場合もあります)

紙面の2~3割は見出しで占めるくらいのつもりでいきましょう。
見出しを倍の大きさにするだけでレスが1.5倍になった例もありますよ。

ただ、これはもちろん「広告っぽい」見た目になるので、
「記事っぽさ」に集中する企画では、むしろお勧めできませんが。


次に、「どう言うか?」の前に「何を言うか?」を考えましょう。
これは、ずばり、「効果」にしましょう。

「効果」ではなくても、レスポンスがくることはあります。
ですが、「効果」であれば、佳作はとれます。

1回の傑作をつくるより、何回も佳作をとれる手法を優先して、
今回はそっちの話にしぼります。

効果は「悩みの切実さ」×「悩んでいる人の多さ」で考えましょう。

化粧品なら、「シミ」「しわ」「毛穴」「にきび」「アトピー」などのどれかでしょう。

「シミ」「しわ」には、薬事法の問題があります。

「シミ」は「医薬部外品」でなければ、基本、うたうのはムリです。
「しわ」は「乾燥による小じわを目立たなくする」は言えますが、実証が必要です。
そして、それにお金がかかります。しかも、けっこうなお金がかかります。

ですが、その問題をクリアできるのであれば、
悩みの切実度からいっても、人数の多さから言っても、
魅力的な市場になります。

「毛穴」には、薬事法の問題はあまりありません。
物理的に汚れはとれるからです。

ただ、人数としては、「シミ」「しわ」ほどではありません。
切実度も、うすいです。

それから、年代として、通販のコア年代である「40~60代」よりちょっと下になります。
「毛穴の黒ずみ」に悩むのは、20代30代が中心です。
なので、シミ・シワほどのレスポンスは期待できません。

ですが、薬事のことも考えれば、そこそこ良い「堅実」な市場ではあります。

「にきび」は切実度は大きいのですが、
年代が若いのと、人数が少ないのがネックです。

若年層にアプローチしやすい広告媒体は限られてしまいます。
テレビとインターネットです。

そうすると、予算の問題で、なかなか難しさはあります。
資金力が必要になってしまうケースがほとんどかと思います。

アトピーは、基本的には薬事の問題がありますが、
切実度は高く、高いレスポンスとリピート率が見こまれるジャンルです。

しかしながら対象人数が少ないので、
レスポンスがすぐにへたれる、というデメリットがあります。


で、最後に「どう言うか?」ですが、これは・・・難しいですよね。

今まで数字的な実績の良かった見出しの共通点としては、
こんなところです。

●効果がわかりやすい
●言葉がむずかしくない
●簡単、すぐに効果が出る
●リアリティがある(嘘くさくない)
●ユーザー視点の言葉


2)メインビジュアル


絶対に必要かと言われると、そうではありません。
わりとみなさん「絶対に必要」と思われているのですが、
ビジュアルより見出しの方が、レスポンスへの影響度は高かったです。

けれど、とても大切ではあります。

ビジュアルとして有効なのは「効果を保証するビジュアル」です。

簡単な事例では、「使用前使用後」の写真です。
ですが、薬事的な問題はあります。

それ以外には、「人」の写真です。

ターゲットにプロフィールが近く、「ちょっと憧れる」ような人がいいです。

きれいな有名タレントなどは、あまりお勧めできません。
遠い憧れは、どうしても自分事として受けとめられないものです。

あるいは、たとえば高校生は、
先生の言うことはきかなくても、先輩の言うことなら聞いたりします。

だから、ナナメ上というか、ちょっと上の人。
手が届きそうで、届かないような、微妙な人。

それがいいです。

また、メインビジュアルにはもう一つ大切な役割があって、
見出しにとってのアイコンの役割をします。
まるで見出しがキャプションみたいに見えるんですね。

写真のキャプションは、通常のコピーの何倍も見られる可能性が高まります。



3)小見出しとストーリー(ボディコピー)


小見出しで、全体のストーリーの流れがわかり、
かつ、ボディコピーを読みたくなる感じにできたら最高です。

①悩み
②疑い
③解消(信頼)

が、特に前半部分にあって、まず「共感」があることが大切でしょう。

たとえば、

①シミで悩んでいた。なにをしてもダメだった。

②「これ一つでシミが…」と言われて興味をもったけど
 「ほんと?」と思った。

③けれど、だまされたつもりで使ってみたら本当だった。

という感じです。たとえが雑ですいません(笑)

これを、僕は勝手に「3点代弁法」と呼んでいます。

「代弁」というのは、相手の悩みの代弁です。

それを、じぶんと似た立場ではあるが客観的で
ちょっと憧れだけれど手に入らなくはなさそうな位置の人にしてもらえると、
共感が高まります。


4)オファー


オファーを決める前に、事業のシミュレーションをちゃんとやりましょう。
CPOだけを考えて「無料」とか「500円」とかにしてしまう人がすごく多いんです。

それだと、CPOが半分になっても、
下手したらリピートが3分の1になって、
結局、事業としてはわるくなってしまったりします。

お得感がわかりやすいようにしましょう。

たとえば「初回限定 特別価格¥100」であれば、
「100」はたしかに目立たせた方が良いのですが、
「差」を目立たせるようにしましょう。

もとから100円ショップのものが「100円」と表記されていても普通ですよね?
もとは10000円のものがそのまま「100円」で売ってるからインパクトがあるんです。

いくら、何%お得なのか?

限定をしましょう。

限定は「人数」「個数」あるいは「期間」などですね。
7日限定、3日限定、100名限定、50名限定、などです。


ただ、こういった煽りをするということは、
それだけあとで「がっかり」感を強めることにもなるので、
方針として「やらない」というケースもあります。


5)「アンチテーゼ」を最初に入れて、
  対立の構図をわかりやすくする


「アンチテーゼ」とは、「言いたいこと」の逆のことです。

たとえば、「オトコで大切なのはお金じゃない、心だ」がテーマだとします。

すると、「オトコなんて金よ!」というヒロインが必要になり、
「オトコ=金」を具現化したような脇役のオトコが必要になったりします。

つまり、たとえば

「シミを本当に防げるのは無添加○○だけ」

と言いたければ、

「いや、添加物が入ってても効くのが本当にいいやつよ!
 無添加が肌にいいとかよく言うけど、
 そんなの、効果がなきゃぜんぜん意味ないわ!」

と信じていた人を登場させる。

そこで、

「あれ?本当は添加物って即効性があって効いてるって思ったけど、
 めぐりめぐってシミになってるの?」

とか、

「あれ?無添加でやさしいのって効果ないって思ってたけど、
 これって、しかも1回きり、たった1日で効果あるの?え?」

とか。

それで、「本当に大切なこと」に気づいていく、というような流れです。


心理学で「系列内位置効果」というものがあります。
アメリカの心理学者、アンダーソンという人が実証したらしいです。
(会ったことはもちろんありません(笑))

① けなす → 褒める
② 褒める → けなす
③ とにかくけなす
④ とにかく褒める

この4つを印象の良かった順に並べると、

① ④ ③ ②

「けなす → 褒める」が一番印象が良い。
さらに、「褒める → けなす」は一番印象がわるい。


例として適切かはわかりませんが(笑)

「アンチテーゼ」を先に強く述べたほうが、
「テーゼ」(言いたいこと)が強く伝わります。


6)レイアウト・色

見られる順番に合わせたほうが、より見やすくなります。

①キャッチコピー&メインビジュアル

②オファー(商品・注文部分)

③小見出し

④ボディコピー

見られる順番は、だいたいこの流れになります。

①②の要所は赤で目立たせ、
③は青で①②をジャマせず④より目立つようにしといて、
④はスミで、一番目立たないようにしておく

という感じでギャップをつくりましょう。


服を買いに行ったとします。

「お。いいな」と思ってその服に手をかけた、

そのあと、なにしますか?

「これ、試着していいですか?」といきなり聞く前に、
ほとんどの人は、値札を確認するのではないでしょうか?

しかし、敵もさるもの。
それがわかってるから、最近のお店だと(特に高めのお店は)
値札がすぐ見られないように隠してあったりしますよね(笑)

値札をみて「これなら…」と思ってから、試着をお願いする。

その前に売りこみをされたら、イヤになったりしますよね。


その他にも細かくいろいろとあるとは思いますが、
とりあえず、こんなところでしょうか。




かごの中です。
関東から関西にひっこすときの新幹線の中で。
(最近、また関東に引っ越すことに…)

わりと静かでした。

でも、ちょっとだけさびしそうです。

2013年3月1日金曜日

「差別化」より「相手が何を求めているか?」がいつも先にある

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


きょうは、「差別化」についてお話します。

思うんですが、これって、すごく難しい言葉です。


たとえば、オトコが100人いたとします。
オトコは世の中に確実に100人以上いますが、
よくわからないので、とりあえず100人だったと仮定します。

小学校とか。
40人学級のうち20人が男子だとして、5クラスあったらそんなもんですよね。


で、

そのうちの一人だけ、髪が赤い。
そのうちの一人だけ、ちょーかっこいい。ジャニーズ事務所所属。
そのうちの一人だけ、いつも海パン。
そのうちの一人だけ、やたらとモミアゲがダントツで長い。
そのうちの一人だけ、ちょーやさしい。いつもニコニコ。捨て猫は必ず拾う。
そのうちの一人だけ、サッカーが抜群にうまい。FCバルセロナと契約中。
そのうちの一人だけ、お笑い芸人なみに話がおもしろい。Mー1グランプリ3連覇。
そのうちの一人だけ、ギネス級に眉毛が太い。

こうやって探っていくと、
もしかしたら100人全員に「差別化」の要素はある。


でも、結局、目的が「スポーツマン好きな女性にモテること」だったと仮定した場合、
全員が均等にモテるということは、まぁ、ないわけですよね。

もしかしたら、FCバルセロナの子が一番モテるかもしれませんね。

目的が「ジャニーズ好きの女性にモテること」だったと仮定した場合、
やっぱり、ジャニーズ事務所所属の彼が一番モテる気がします。

つまり

「差別」そのものが大切なんじゃない

わけです。

相手が求めているものは何なのか?

結局は、そこに尽きると思うんです。