2015年3月19日木曜日

点と点をつなぐ

通販コンサルタント、
株式会社エレファントの山口です。


すごく久しぶりにブログを更新します。


仕事は、なんとかやっています。





こちらの方も元気です。



さて。


先日、アップル創業者スティーブ・ジョブズさんの

有名なスピーチを読みました。

有名ではあったと思いますが、ふとしたきっかけで、

初めて、最初から最後までちゃんと読みました。

※興味のある方はどうぞ

  ↓
 http://www.nikkei.com/article/DGXZZO35455660Y1A001C1000000/



彼は、大学をたった半年で退学(!)した後、

カリグラフ(文字)の講義に興味をもち、「もぐり」で授業を受けていたとのこと。

その知識は、いずれマッキントッシュのフォント開発に活かされるわけですが、

「当時は、これがいずれ何かの役に立つとは考えもしなかった」
「当時は先々のために点と点をつなげる意識などありませんでした」

といいます。

「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません」

「できるのは、後からつなぎ合わせることだけです」
「我々は今やっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない」

そうだよな・・・と感動するとともに、共感しました。

僕は昔、高校生の進路選択を支援する仕事をしていました。

そのとき、

「将来の『なりたい自分』から進路を選ぼう」

という当時主流だった理論に、いつも違和感をもっていました。

本当にリアル感をもって、自分の頭で考えて、
将来の「なりたい自分」なんて具体的にイメージできる高校生なんて本当にいるのか?


大人たちが、自分たちの仕事や人生の目標を明確に描けない中で
それを高校生には平気で要求できることの身勝手さにも、
居心地のわるさを感じていました。


じぶんがやれないことを他人に要求できる人間にはなりたくありません。


なんとなくそのときの違和感をちょっとつかめたような、
そんな気がするとともに、


あらためて、

じぶんがなぜ今この仕事をしているのか?
これまでのいろいろな点をどうやってつなげていくか?

頭を整理して考えてみようと思うきっかけになりました。

ちなみに、彼は、
自らが大学をたった半年で辞めたことを指して、
「人生で最も正しい選択だった」と振り返っていますが、それにも共感しました。

僕も、大卒で入社したあるメーカーをたった半年で退職しました。
「人生で最も正しい選択だった」かはわかりませんが、
少なくとも「正しい選択だった」と今では確信できています。

あのとき会社を退職し、
なんとなくすごしてきた人生から決別できていなかったら、
きっと今の自分はなかったんだろうなと思います。



きらん。