2013年12月18日水曜日

「定期限定」の良い点・わるい点

こんにちは。
単品通販コンサルタントの山口です。


今回は、ちょっと矛盾するようなお話になります。

僕は、少人数、小予算で通販を立ち上げて、できるだけ早い黒字化を図るために、

「定期」

を有効に使うやり方をお勧めします。


ですが、言い方はわるいですが、

「1ヶ月の定期コース限定販売」
にして押し込めるやり方は、
実は「消耗戦」

です。


その人の

「購買力」という体力は限られている

とこれまでの経験から感じています。

ある商品をAさんが生涯に買う回数がもともと10回だったとして、
むりやり(というとよくないですが)定期に入ってもらって15回になることはあるかもしれない。

けれど、20回になることはない。

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単品中心だったら、
3年以上かけて10回だった
(1年に3回程度)



1ヶ月定期限定でやったら
1年目の10ヶ月目で10回。
けれど、そこからせいぜい
+5回程度で止まる
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というようなことが起きるのが普通だと思っています。

つまり、はやく売上が重なっていき、黒字化はするけれど、
それをずーっとつづけると息切れして、細々と長くつづきにくくなっていく。

そんな現象が起きる可能性が出てきます。

かといって、黒字化ははやくしたいもの。

ほとんどの会社は「長い目で」という前に、その1年が勝負。
その1年があって、はじめて次の年が見えてくるもので、
「長い目で」と言えるのは、もっと先になってからというケースがほとんどだろうと思います。


ですので、はじめは黒字化まで、消耗戦にはなるかもしれないけれど、
たとえば「1ヶ月定期限定」でやる。

そして、事業が黒字化したら

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・単品もOKにする

・1ヶ月だけでなく、
 たとえば2ヶ月コースなどもつくる
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など、3つくらいの選択肢を用意して、やや仕組みをゆるくする。

そんな感じでやり方を変化させていく必要がある場合がある場合があります。


そうすると、売上の上昇度は下がるので、
それまでの上がり方を経験していると物足りなく感じてしまうのですが、
長い目で見ると、その方が健全というか、
細々と長く膨らんでいく事業に変化させることができます。


体質を変える、というか、
事業を徐々に純化させていく。

そんな感じです。



子ども用の前かけをつけてます。

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