2013年12月8日日曜日

批判的なコミュニケーションをオープンに行える環境や関係をつくれるかどうか?

こんにちは。
単品通販コンサルタントの山口です。


ダイレクトマーケティングと直接は関係のない話ですが、
みなさんは、「ダブルバインド」という言葉を知っていますか?


お母さんが子どもに対して「あなたを愛しているわ」と語りかけます。
子どもが喜んで近寄っていくと、そう言ったお母さんの目は笑っていません。

つまり、言葉と相反する表情や行動がそこにあります。

文字だけだとわかりにくいですよね。
リアルだからこそはっきりとわかる矛盾です。

これを繰り返すと、お子さんが「統合失調症」になる危険性もあるそうです。
昔は「分裂症」と言われた精神の病です。

おなじようなことを犬にすると、犬でも気が狂ってしまうそうです。
もしかしたら猫もそうかもしれませんね。


こういったことは、
通販において形ばかりで叫ばれる「顧客との関係づくり」や
ソーシャルメディアの危険性とも無関係じゃありません。

通販は顔が見えず、
ごまかしのきくところが厄介

です。

GREEやmixiで、仮名や嘘のプロフィールで交流をしている人たちがいますね。
その危険性もおなじです。

文字は文字。
ネットの交流はネットの交流です。

リアルはまたべつにあります。


知り合いの会社で、「サンクスカード」なるものがはじまったと聞きました。
これ、けっこうやってる会社があったりしますよね。


気になるのは

「ありがとうと言うこと」
ばかりが注目されて、

「なぜ、ありがとうと
自然に言いあえる環境が
そこにあるのか?」

はないがしろにされがち

なことです。


そして、

表情や行動と一致しない、
形ばかりの「ありがとう」の積み重ねは、
空虚な雰囲気をちょっとずつ、ちょっとずつ醸成

していきます。


本当に「サンクス」と自然に言い合える環境をつくりたければ、
むしろ

批判的なコミュニケーションを
オープンに行える環境や関係

を作ることです。


批判的なコミュニケーションをNGにしたコミュニティに発展がないことは、
世界的にも、歴史的にも、共通して見られている現象のように思います。


それは「家族」「恋人」「友人」「会社」「チーム」「サークル」…
大小問わず、コミュニティと呼べるものすべてに当てはまるでしょう。



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