2013年6月25日火曜日

オファーを強調してレスポンスが下がったのはなぜか?

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


一般的には
「キャッチコピーとオファーを目立たせるとレスが上がる」と言われています。

しかし、実際には、べつの結果が出るケースもあります。

元が「広告色」の強い企画だった場合には上のパターンは当てはまり、
「記事色」が強い企画だった場合には、逆のパターンが当てはまる、ということがあります。

つまり、人と同じで、

「その企画の何が強みなのかを把握して
そこを伸ばすとレスポンスが上がる」

ということがあります。

となると、最も大切なのは「共通化されたノウハウ」ではなく、
たぶんそんなものは本当のことを言えばどこにもなくって、

「いい点をつかむこと」

です。

「本質をつかむ」とでも言い換えられるかもしれません。



また、

「何かを目立たせる」ということは、
「何かを目立たなくさせる」ということだ

という認識も重要です。

「広告色」の強い企画は、ますます通用しなくなってきています。
となると、これまで是とされてきたノウハウも通用しない可能性があります。

結局は、どれだけたくさんのテストと失敗を繰り返せるかにかかってきます。


ある商品でうまくいっていた仕組みや広告、媒体が、
べつの商品で必ずうまくいくとは限りません。

また、うまくいくとしても、すべてが当てはまるということはまずなく、
少しずつ枠組みを変えていける柔軟性が必要でしょう。

枠組みやノウハウの硬直性は、全体の失敗につながります。

『失敗の本質』という書籍にもあるように、
戦争中の日本が、初期の戦略の勝利に囚われて権威主義に陥り、
状況に応じて少しずつ戦略やその枠組みを変えていけなかった弊害と同じことが、
事業にも起きていく可能性があります。




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