2013年5月19日日曜日

通販のイヤなところ

こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。


出会い。


「聴くことが大事」という話をよく聞きます。
もちろんそうですし、大元の心理学の理論に問題はないのだと思うのですが、

巷で話題にされるときには、
なんかずれてる

気がします。


「さぁ、どうぞ話してください。わたしは聴きますよ」
そんな人に、人はどのくらい心を開くんですか?

そういう人と話してると、すごくモヤモヤしませんか?

「悩んでいるのは、こういうこと?」とか
「それってどういう意味?こういう意味?」とか

本当に相手をわかろうとしたときって、
質問が増えないすか?

勉強やスポーツと一緒で。

仕事だって、本当に理解しようとしたら、質問が増えますよね?

質問とはいっても、「詰問」になったり、
なにか相手を上から「評価」するような雰囲気があったりしたら、
もちろん相手が心を開くことはないでしょうけれど。


聞いてはいるけど理解しようとはしていない人間の態度は、
リアルなコミュニケーションであれば特に、相手に伝わります。

こういう人間は、話を聞かない人間より厄介です。

通販はリアルじゃないから、そこのごまかしがききます。

相手の気持ちがわからない人間でも
やれてしまうのが通販

です。

エッジをきかせた特徴やストーリーにしぼって拡散することで、
それに強く共感する人を逆に引き寄せる。

という特徴も、通販にはあります。

普通、「愛してる」と言いながら目が笑っていなければ、
相手は混乱します。

そういう親子の関係がつづくと、
子どもが「統合失調症」になる危険性もあると聞きます。

これを、心理学用語で「ダブルバインド」と言います。
この「ダブルバインド」が繰り返されると、相手の心を空虚にしていきます。

ですが、

顔の見えない状況で「愛してる」と言っても、
相手はそれが本当か嘘かわかりません。

だから死活的に傷つくこともないんですが、こわいですよね。
個人的にはそれが、通販のイヤなところだなと思っています。




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