こんにちは。
通販コンサルタントの山口です。
世の中に流布している「ダイレクトマーケティング」のノウハウには、
次の2つの特徴があるように感じています。
①アメリカの事例に基づいている
②なぜかBtoB色が強い
②は、アメリカの、英語の論理構造の影響を受けているせいな気もします。
なので、女性むけBtoCの通販広告を考える場合は、若干気をつける必要があります。
たとえば、キャッチコピー1つをとっても、
・ベネフィットを訴求する
・簡単、はやい、すごいを訴求する
・リアリティがある
・ボディコピーを読みたくなる
っていうようなところは変わらない要素だと思うんですけれど、
表現が微妙に変わる感じがします。
男性は根拠を強く求めますが、女性はリアリティを求める。
それが事実であれば、論理的に正しいかどうかはさほど問題にならない。
そういう傾向が、女性むけのBtoC広告にはあるように感じています。
逆に、
はじめから論理的な説明をされてしまうと興醒め
してしまう。
たとえば、「シミ」に効果的な商品があったとします。
こんな商品です。
↓
「これを1粒寝る前に飲むだけで・・・簡単
たった7日で ・・・短期間
シミが消えて、真っ白になる ・・・ベネフィットとその大きさ」
男性は、「なぜ?」を気にするかもしれません。
「どんな商品なのだ?」
「どんな成分なのだ?」
「どんな設計なのだ?」
というように。
なので、研究者による効果の研究結果などの方が気になるかもしれません。
しかしながら、
女性対象のBtoCの場合、
研究結果がどう、ということよりも、
「理屈はどうかしんないけど、
私は実際そうだったし」
という話のほうがレスポンスが高い傾向にあります。
「リアリティ」に確信をもてなければ、
理路整然とした説明は聞いてくれない。
それが女性の傾向のように感じています。
アメリカのダイレクトマーケティング理論は、
気をつけて使わないと、「おっさん」にしかウケません。
アメリカのダイレクトマーケティング理論が日本においてそのまま当てはまるのは、
BtoBの通販(ビジネス相手が男性であることが多いし、そもそも目的が違うから)や
ビジネスマンむけの教材とかのケースが多いように感じています。
女の子です
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